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ピンクのボタンの花がさいている 画像です


レイ さんのページ



物みなが死に絶えたよな午後3時
だらんだらんと扇風機まう


若き日に寂しさ連れてきた雨が
安らぎ運び窓伝う夜


明日こそ掃除洗濯がんばるわ
明日ある限り希望は続く


悠々と泳ぐ真鯉の大きな目
愚かな国を写して曇る


花咲かず葉っぱばかりが伸びていく
きみはアジサイ花も咲けるよ


風までが緑の色に染まってる
木の葉がくれのシャツ追いかけて


旧節句おかげで空を独り占め
半歩後行く人生楽し


手を伸べて一つひとつと花に触れ
咲く日待ちわび晴れやかな朝


咲き終わり花柄摘みし我が指に
ふんわり触れるつぼみ愛しく


翌年へ命のバトンつなぐよに
種落ちて散る側溝の隅


オサラバがさようならより似合う人
パイプくゆらせ海風に吹かれ


花の香を分け合いたいと春を待ち
あなたの窓にマツリカの鉢


手をつなぎ恋の頂上のぼりつめ
息切れのまま道見失い


ここんとこいろいろあってダイエット
サクサク動く軽いパソコン


めでられてもてはやされてうつろいて
にぎわいたえた葉桜の道


新しきハーネス握り力わき
初めの一歩懐かしむ春


草むらにしゃがみ振り向く幼き日
指先撫でてタンポポの花


5年間愛してくれてありがとう
心にしまう卒業証書


彼岸過ぎ陽差しのぬくみ背に感じ
花の苗買う新しき春


ときめきが浮気にかわる5分前
香水捨てて口紅を足す


寂しくてただ寂しくてさみしくて
あなたの声が聞けない今日は


おはようとあなたの声の明暗は
占いよりも一日を占め


愛してるこんな言葉じゃ薄すぎて
けれど言葉はそれしかなくて


声変えていたずら電話かけたいな
そんな元気も茶目っ気もなく


つかの間の別れと出会い繰り返し
それが縁だとごまかし笑い


翼折れ風雨を避けて3年過ぎ
傷を力に今大空へ


バッグ換えふたを開ければひっそりと
冬眠してた飴玉二つ


神世より宿りし蒼き言霊に
両手合わせて絵文字打つ夜


人は皆遠きゴールを見据えつつ
時には重きバトンにすくむ


冷たいね昨日は笑顔くれたのに
紫陽花みたいに移り気な人


木枯らしに追いかけられて格子開け
いつものお店鍋焼きうどん


目覚めれば昨日と同じ朝が来る
平凡こそが幸せと知る


挨拶にけんかのなごりちらほらと
ここで折れるが女の度胸


沈丁花そのすがしさがふくらんで
若い季節に先駆けて咲く


指先にそっと触れても落ちる花
か弱きものは潔きもの


突然の氷雨にふるえ帰り道
気まずい別れ寄る辺なき恋い


雲流れ合間に覗く春の空
薄水色が心をさらう


真夜中はあなたの声が聞きたくて
昼に咲けない想い深まり


傘のなか心も二人寄り添いて
止まないでねとそっとつぶやく


チョコ選び恥じらう指でリボンかけ
あの日の私今やかげなし


手作りで気持こめつつチョコレート
甘くなるのか涙となるか


白梅に命うつして春をつげ
君亡き世にも香り薄れず


笑わせてなんぼの場所で生きるため
我が身削ってボケネタ捜す


アルバムをめくり懐古に浸る人
会話の陰で揺れる煩悩


レースすみ「もし」と「たら」とのせめぎあい
JRAに貢ぐ週末


水色もピンクも白も遠い日々
出会えし友と見る歌景色


花配り風を光らせ鳥を呼び
おおいそがしの春の妖精


つれづれに思い出浮かべてレモンティー
あなたの笑顔まだミルクティー


ときめきし時のなごりを取り出して
一色添えて折りたたむ夜


この辺と歩をゆるめつつ深呼吸
梅の香さがす陽だまりの午後


四季とわずご飯ご飯と駆け回る
盲導犬に起こされし日々


そばに立ち電車の遅れ告げる人
寒さ分け合う三番ホーム


物語読み終えるたび恋終わる
とどかぬものは現実の恋


もう一度追いかけたいと立ちつくす
遠き昔の夕焼けの空


窓揺らす風の音聞くゆめふとん
あと5分だけもう5分だけ


これ以上数値ふやせぬ体重計
ランチの誘い断れぬまま


雪風にもう帰ろうと歩をとめる
まだ行きたいとハーネス揺れる


すれ違いしっぽふりふり行き過ぎる
短いデート冬晴れの午後


強いねと言われるたびに傷ついて
笑顔のままに凍らす涙


親切とわかっていますしみこんで
だけど心も風邪をひきます


寂しさを恋の道行き杖として
果たせぬままに花びら散りゆく


今日もまた数十人と行き会って
袖ふれあえずむなしさ募る






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