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ピンクのボタンの花がさいている 画像です

teru さんのページ



カチカチと氷割る音聴きながら
あと一杯とねだったりして


ふうわりと体温上昇いたします
二杯続けてロックで呑めば


120円入れれば律儀に落ちてくる
缶珈琲の温かさかな


電線の一本架かる夕空に
フライングして月昇りゆく


重ね塗るマニキュア爪に息吹いて
思い出してる十八の頃


二百回好きだと言ってくれた人
二百一回目の無い寂しさ


陽を吸った小麦色の肌の懐かしき
二十歳の恋は恐れも知らず


背伸びして10センチ高いあの人と
肩を並べて唇を吸う


痩せたってもうしょうがないフラレタし
2.8kg分の恋愛


10分を待ってられないあの人を
4年もかけて口説いた私


塩加減たった1g減らしても
味気なくなる二人の関係


サヨナラと4文字しかないメール打ち
送信キーを押せない私


幸せを23.5センチで
踏んで歩こう遠い道でも


その胸で三度泣かせてもらったね
セピア色した思い出の彼


好きだから 私はとっても好きだから
投げ輪の中に捕らえたあなた


あのコより赤い浴衣を着たワタシ
気づいて気づいてアナタだけは


幸せを袂の中に詰め込んで
抱えて帰ろう祭りの夜に


しゅるしゅると帯解く男の手を止めて
花火の音だけ聞く闇の中


裾捌き下手くそなのよごめんなさい
二人の歩幅カラコロ揃う


素の足を盥の水にゆらゆらと
遊ばせながら花火眺むる


火の花の咲いて乱れる空も観ず
君の瞳だけを見ていた


ぎゅっと握る幼き力の微笑まし
面が欲しいと眼差しで告げ


湯のぼせの肌に紺地の浴衣着て 
遠くの太鼓君と聞く夜


掌に闇を掬いてまた放つ
夜の明けるまで繰り返す波


闇の夜に甘き声のみ吸い取らせ
重ねる肌はいよいよ熱く


夏の日が一足先にやってきて
脱がされちゃった薄いキャミソール


走り出せ駆け出せ今日が終わっちゃう
影につかまり動かない脚


五十年連れ添う事は無理かしら
フィルムのように日を連ねても


恋すれど誰にも言えぬ日々重ね
ブーゲンビリアの棘指を刺す


幕ひけば薄い光の筋射して
裸の肌に日時計刻む


日差し吸い小麦の肌の懐かしき
二十歳の恋は恐れも知らず


提灯を外した枝は軽々と
桜青葉を揺すり遊びす


ごうごうと春の嵐の吹き抜けて
一面に敷く花筵かな


花の闇逢瀬の名残り我が胸に
君の残した桜の印


春の陽を待ちて生まれし吾子の瞳は
桜の空をじっと観ている


花灯りひとりぼっちが寂しくて
爪先で踏む桜花びら


ハミングにつられて筆もおどりだす
桜絵の具が埋める青空


桜雨花びら傘に乗せゆかば
スキップの出る一歩も二歩も


フレームに一輪咲きし初桜
シャッター音は優しく響く


太腿で春の空気を蹴り上げて
進めば我が新風となる


泣き顔に水晶の粒貼り付けて
人差し指が拭うのを待つ


雪原に四分音符の影並ぶ
時にガタンとリズム外して


スポンジに青い洗剤揉み込んで
洗ってしまえ昨日の喧嘩


フイルムに残していいほどこの恋は
色鮮やかに哀しく終わる


ココア色の濡れた鼻先押し当てて
我を見つめる慈愛の瞳


星空に吐息も凍る冬の夜
コートに我を仕舞う恋人


ガラス窓一枚隔て保たれた
小春陽気に育つグリーン


お休みと本日最後のメール着て
深夜の携帯妖しく光る


新色のローズレッドが掠れても
キス止めないで今夜ぐらいは


半衿を椿の赤に縫い替えて
君との逢瀬待つ雪の宿


迷いつつ書いた賀状に一つだけ
ハートのマーク増やしてみたり


本年のニュースと言えばコレでしょう
君に恋して失恋もして


ハーフボトルワインにチキンチョコケーキ
お一人様も今宵華やぐ


深々と頭を垂れる年の瀬に
カニサボテンの満開の赤


クリスマス今年も仕事休めない
まぁサンタが来ること無いし


レタスの葉やさしく千切ってあげるから
仲直りしよもう師走だし


今年また宜しくと書く年賀状
愛しき名前指で辿る夜


流しにはワイングラスのふたつあり
恋人がサンタと鼻歌の漏れ


本当のサンタだったらいいのにね
フライングだよ今日は二十日だ


クリスマスに逢いたいなんて言えないよ
シクラメンだけ知るひとりごと


さん付けに戻ったメール着たりして
別れの予感いや実感か


受け止める自信がないと言う君に
私のいったい何がわかるの


拡大しやっと等倍の顔にして
この馬鹿野郎となじって泣いた


恋愛を勘違いからスタートし
リスタートの時期を窺う


懸命に泣けば泣くほどブス顔で
きっと戻ってくるはず無い彼


紙袋に重たいくらいの思い出を
ゴミの日に出すゴミの日に出せ


今日からは違ったヒトになりましょう
髪の色とか変えたりとかして


カーソルを削除に合わせまた戻し
行ったり来たりの哀しいマウス


お見舞いに来いとは言わぬあの人の
白い病室夢に見る我


携帯にメッセージのみ残しゆく
名前は告げず好きとも言えず


両の手で指折り数え幼子は
もういくつ寝るとお正月


足元に輝く星のイルミネーション
立ち止まる人待ち合わす人


エナメルの紅いブーツで雪を踏む
サンタ気取りの小さな私


聖夜には間に合わせたいプレゼント
編み針覗く鞄抱えて


ヒーターの前に屈みてスカートの
裾持ち上げる一人きりだし


燃え落ちて敷き詰められた紅葉葉を
ブーツの踵カサリと踏めり


夢醒めてカラダの芯の炎消え
君の背中のニキビを潰す


堪らずに声あげながら果てる我
吸いさし探し火を点ける君


天井の小さき部屋に我は居て
照明器のみ新しく買う


中華鍋ピーマンと肉弾けあい
やぱりガス火と笑うあの人


枕辺の灯りを消してと甘えても
君が見たいと相手にされず


君の灯になりたしと願う今宵こそ
夕餉つくりてほのぼのと待つ


闇の夜に灯り点せばわらわらと
宿無き男集まりきたる


蝋燭にあぶられる肌赤々と
内側の蜜ゆっくり溶けて


二の足を踏む心の半分は
既に火傷をするほど熱く


紅葉葉の赤く小さき手を描きて
友への文に季節添えける


ここでしか涙を捨てる所なく
バスルームにひとり篭りて


木の床に足を下ろせば冷たくて
あぁ秋なのだと思う深夜に


薄毛布1枚被り愛し合い 
互いの熱で跳ねのける秋


木漏れ日のだんだん赤くなる秋に
ため息呑めば胸痛くなり


離れても見上げる月はただ一つ
君を焦がれる想いもひとつ


この恋はふたりの秘密そう呼べば
甘き香りの月の夜になり


掌に月をすくってまた放ち 君待
つ床にいこかもどろか


部屋は夜あなたの肌を抱きしめて
真昼の月を忘れるワタシ


目覚めれば私一人に不似合いな
ダブルのベッド寂しき夜明け


夜もすがら開けたる窓に君想い
溜息月に送り続けん


温かい腕に頭を乗せながら
素足絡めて交わす睦言


灯の恋し人肌恋し秋なれば
鳴らぬ電話を指で弾く夜


やきもちを妬くだけ妬いて辛くって
膝を抱えてコロリころころ


鈴虫も泣き止みて聞く艶の声
窓の隙より月にも届き


「あなたしか愛せないのよホントウよ」
可愛い口で嘘啼く小鳥


銀の糸月より解きて編みあぐる
闇夜に流す道標かな


三日月を瞳に隠し猫となり
膝に甘える夜ぞ愉しき


一夜毎募る想いと相反し
しだいに細くなってゆく月


君の背に残す爪痕幾筋も
赤銅月に我を忘れて


シャワーカーテンふたりで揺らす真夏日の
逢瀬はクーラー冷ゆるを待てず


繋がりて溶け込む肌の隙間にも
秋は静かに気配をみせる


くぐもった女の声で君誘う
乳房の下に薄く汗して・・・


馴染んでも慣れてはならじ肌と肌
そうは思えど寝顔愛しや


「ただいま」と君は早めに帰宅して
エプロンの紐ほどきにかかる


陽に晒す素足サンダル耐え難く 踝ま
でを水面に浸す


持ち上げしスカートの裾夏風が
からかいながら膨らまし行く


首筋に伝う汗玉ころがりて
乳房の谷に流れゆくかな


あと一夜待てば甘露の桃の実を
欲しがる君をなだめ賺して


逢いたいと素直に書いてまた消して
都合しだいと強がっている


むいていい?桃をじらしてむくように
私の服を剥いてゆくヒト


絡まりて解けない蔓で結ばれる
朝顔ほどの恋ができたら


ジーンズが緩く感じる今日この頃
恋のお菓子を食べているから


寝坊すけのくちびる優しく噛みながら
夏の匂いをまた抱きしめる


他愛無い言葉遊びは携帯の
はぁとの絵文字でいっぱいにして


前の世の記憶辿れば愛しげに
君の背中を抱く悦び


雑踏に身を委ねてはふわふわと
思考停止を愉しむ日あり


履きなれぬ下駄にかまれて泣きべその 
金魚の浴衣父の背で揺れ


スプーンを重ねたような私たち 
小さくずれて悦びの声


葉を折りて川面に流す草の船
沈まぬように祈る夏の日


葉影濃く午後の日差しはじりじりと
少年の肌夏色に焼く


乳白く食む口元を滴らせ
無花果いよいよ甘くなる夏


身のうちに花房並べ咲き乱る
無花果に似る我のカラダも


向日葵の俯く姿とそっくりの
肩を落とした恋の亡骸


上下する胸にリズムを刻みつつ 
セーラー服が駆け抜けてゆく


思い出の一つにしてね繋ぐ手が
軋むくらいに強う握って・・・


堪忍な新大阪までいかれへん
寂しい別れ苦手やさかい


地下鉄の小さな揺れがなんとのう
二人の距離を縮めてくれた


少しだけやつれた頬をなでさする
会いたいことも罪なんやろか


雨上がり「貸してゃ」と傘取り上げて
好きの気持も折り畳みゆく


明けがたの夢幻か肌つたう
寝汗切なくうなじを濡らす


日に百度想い焦がれて百一度
打ち消している君の面影


墓花を生けかえながら手を止めて
「おかあさぁん」と呼びかけている


小さき手あわせて拝む仏壇に
算数ドリル『ここ、わからへん』


スキやのかスキやないんかわからへん
わからへんけど気になるあなた


溜息も吐息も尽きた逢いとうて
好きになるんはこういうことや


柔らこう温かい手に包まれて 
夕暮れの街ぶらぶら散歩


一駅があっという間に過ぎてゆく
さいならという言葉辛くて


背伸びしてKISSしたいけどできへんの
駅のホームに人が多くて






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